甘え下手な私、甘えるのも親孝行のうちだと教えられる
普段、何気ない話をすることができるのは、家族や実親くらいな私です。
そんなたわいのない話ができる仲での会話って、とっても楽なんですけど、一方で私の中で新たな考え方がうまれないというか、広げようとしないというか、とにかく何にも難しいことを考えずに過ごせちゃうし、その間って思考が停止…までいかなくてもなんだか停滞してたり気がつかなかったりすることってたくさんあるんだろうなって思います。
今はネット社会だしスマホで何でも調べれるから、実際に社会とつながってないわけではないですし、主婦で社会に出てないことが理由なわけではないけれど、これが今の私の現状です。
家庭に入り主婦歴が長くなる、それに加えて引っ越し先でそれほど親しい人がいないのも相まって、私の実生活はいままでの人生で一番狭いコミュニティの中にいるのです。
それはそれは楽なんですけどね。
とまぁ、そんな生活を送っているわけですが、今日は妊婦健診があって助産師さんとお話する機会がありました。
私が通っている病院は助産師さんと一対一で相談できたり
健診を受けたりするのですが
そこで、
いつから里帰りするか迷ってます。
ということを相談しました。
助産師さんの回答としては
・実の母が孫の誕生を心待ちにしてくれているというのは幸せなこと
・帰省を楽しみにしてくれているんだったら早く実家に帰って甘えたらいい
・本当の自立っていうのは一人で何でもできることじゃなくて、
周りに助けてもらうことのできる人が本当の意味で自立しているというのだということ
・孫の相手をしてもらうのも(喜んでくれてるのであれば)親孝行の一つ、変に遠慮することはない
ということ
というようなことをアドバイスされ、帰っておいでと言われてるけど悪いし里帰りはギリギリまで遠慮しとこうかな・・産後はさすがにお世話になるけど産前はすこしでも自力で過ごしたいな。と思っていた私でしたが
「甘えるのも双方にとって悪くないのかも・・?」という心境に至りました。
そして、
続いては母体の話。
・体質は母の母、つまり三代前の人から続いているということ。だから、私が今からしっかりと良い体作りをすることで、自分の子どもたち、そしてその子どもたち(将来の孫)にまでも影響があるんだそう。
体質はいい風にも悪い風にも続いていくんだよ、というお話でした。
ここまでの話でも「ふんふん」と興味深く聞いていたのですが、それ以上に心にストンと落ちたこと。
それは、
「里帰り」の慣習は世間ではいろいろな事情で当たり前ではなくなってきたのかもしれないけれど、里帰りを快く受け入れてもらえるならば、それは私の母親がその母親(私の祖母)に同じように受け入れられ、大切にされてきたということだと思う。あなたが母親に遠慮する気持ちもわかるが、今はできる範囲で十分に甘えさせてもらって、その良き習わしを今度はあなたが自身の子どもの出産のときに続けていったらいいんだよ。
ということ。
うーん。「良き習わしと良き(悪き)体質は連鎖する」ということですね。
私だけのアタマではこんな風に考え付かない。
知識と経験がものをいう助産師さんならではの、今の私に必要だと感じた見解なのかもしれませんね。
冒頭にも書いたような私の、
固~いアタマと狭~いコミュニティ
に、どっぷりつかった生活。
人と接することで気づかされることが多々あります。
今回もその一つ。
これからも忘れたくないことだったから、ブログに書きました。
そして、タイトルの
甘え下手な私、甘えるのも親孝行のうちだと教えられる
少しだけでも親に頼ってみることが、子どもにとっても産まれてくる赤ちゃんにとっても、そして両親にとっても(もちろん苦労も掛けるけど)ちょっぴり幸せになるのなら。
そして私も心の自立を目指す一歩になれたらな~と思います。